炎天下にもかかわらず、村落の広場では、民族衣装を纏ったダイ族の青年男女が、道の両側に並んで、銅鑼や太鼓を打ち鳴らし、盛大な歓迎式で来客を迎えています。
余りにも暑かったので、女性たちはカラフルな日傘を差しています。歓迎の通路を通る度に、大きな銀の鉢を手にしている女性が、花びらで水をつけ、観光客の頭に水滴を振りかけました。私たちは本当に暑さを耐えました。
暢気に三弦を引きながら、民謡を歌っているおじさん、スイカなど果物の屋台、様々なもの売りなどがいました。見たこともない熱帯の植物の実で作ったネックレス、ジャスミンの一種のインド素馨(色の組み合わせは卵の黄身と白身とそっくりのため、地元では「タマゴの花」と呼ばれている)でできた花輪、自分の家の庭から摘んできたスモモ、等々…
それから、孔雀を一羽連れて、「子どもと孔雀と一緒に記念写真とりませんか」と自らPRしている小さな女の子。さらに、コツコツと糸を紡いで機織をするおばさんたち、その織った布やハンドバッグなどがシーサンパンナの良いお土産品になりそうです。
商売には熱心ですが、押し売りするようなことは決してありません。また、人々の顔には余裕がありました。彼らの話の口調が穏やかで、顔には微笑みが絶えません。とてもフレンドリーに接してくれています。
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