母屋のうしろにあり、「虎の尻尾」と呼ばれる魯迅の寝室と書斎
「彼女は母親からの贈り物だ。ちゃんと養わなくてはいけない。でも、愛というものを僕は知らない」と魯迅は妻の朱安について述べています。
1906年、魯迅は日本から故郷に帰り、母親の言うままに、一度も会ったことのない朱安と結婚しましたが、結婚式の四日後、魯迅はまた日本に戻りました。魯迅は、1909年に帰国した後も、朱安とはずっと有名無実の結婚生活を過ごしました。1926年に、魯迅は北京を離れ、やがて、許広平と結婚し上海に移住します。朱安と魯迅の母親は北京に残り、1943年に母親が、1947年に朱安もこの世を去りました。
住んでいた人々はもう居ませんが、この小さい家にある建物、樹、井戸などはそのまま保存され、観光客に魯迅の物語をずっと語り続けているようです。(文章:陳博、写真:王小燕)
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