3年わたる拡張工事の終了と共に、中国国家博物館は今年3月1日に、再び開館しました。
当日限定の無料入場券
1959年、天安門広場西側の人民大会堂の完成と同時に、対面の広場東側に中国革命博物館と中国歴史博物館が一緒に入る大規模な建物が完成しました。同年の10月1日、建国10周年を記念して一般公開されました。その後、2003年に両館は合併し中国国家博物館に改編されました。2007年4月から始まった拡張工事によって、一時閉館となっていましたが、今回4年ぶりに開館し、総面積は6.5万平方メートルから19.2万平方メートルまで増えています。参観希望者はまず博物館の西門で無料入場券をもらい、中に入ります。現在、毎日の入場者数には制限があり、その日に配られる入場券は8000枚です。開館時間は午前9時ですが、11時をすぎると、当日の入場券はすでに配布完了になります。北京に来る観光客には大変な人気があるようで、朝6時から入場券の配布を待つ長い行列が見られます。そして、入場券をもらうだけでも、1時間半もかかっています。
入場券の配布を待つ長い行列
入場券の配布を待つ長い行列
博物館の内部は3階建てで、50あまりのショールームがあります。「中国古代磁器芸術展」、「中国古代青銅器芸術」、「潘天寿芸術展」など、歴史や芸術についての展示が今開催されています。文化財を保護するため、一部の展示品は撮影が禁止されています。スタッフによりますと、一度にすべての展示を参観するには3時間ぐらいかかるとのことです。
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