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「華洋折衷」 前門大街の看板

2009-12-08 16:20:23     cri    

 週末の前門大街をぶらぶらしてみました。

 再計画でリニューアル工事を終えたのは五輪開幕直前の昨年夏。当初はテナントに13の老舗が先に入居した形でオープン。大部分の店は間に合いませんでした。それでも、1920~30年代の町並みに見事に復元された雰囲気を味わうため、全国、全世界からの観光客は後を絶ちません。
 私も映画のセットに足を踏み入れたかという錯覚にとらわれ、シャッターを切りまくっていた思い出があります。

 それが、今年の国慶節前に、空いていたテナントにすべて店舗が入居。前門は見て楽しむ町から買い物も楽しむ町に戻りつつあります。

 現在、国内の老舗81社を含めた、103社の店舗がここに進出しています。中では、世界的なブランド店は22社で、全体の21%を占めているということ。それなのに、実際にぶらぶらしてみた感じ、何故か横文字の店舗のほうが目立ったように思いました。

 場所柄、前門エリアは昔から、北京を代表する下町で、商業が栄えた場所でした。リニューアルをめぐり、西洋系ブランドと中国系老舗の割合について、一時期、北京市民の間で議論が起こりましたが、結果的にうまく折り合いがついたようです。

 その日は、チンチン電車の「前門1号」と「前門2号」も順調に動いており、町の趣をかもし出していました。

 

 何よりも面白いと思ったのは、様々な文字で書かれた看板です。

 様々な文化が調和の取れた形ですみわけしている。ある意味、今の中国社会をリアルに映し出す鏡でもあるかもしれません。前門の町を歩いてふとそう思いました。
 

                                      (王小燕)

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