シリーズ企画<北京で働く>
【通訳の醍醐味】
つばめVS.万紅さん
180センチの長身。「特にスポーツをしてきたわけではない」のに、「大学卒業した後も伸び続けていたようです」と言います。
ところが、スポーティーな体には似合わず、いつも静かに微笑んでおり、立ち居振る舞いも声もたいへんお淑やかです。そして、仕事をする時のきめ細やかな思いやりに頭を下げます。
生まれは、北国の長春。中学から日本語を習い始め、1987年に大学進学のために上京。日本語を習い始めるようになったきっかけは、当時の全国的な日本語学習ブームだけではありません。物心がつく頃、隣の家に住んでいた心優しい日本人のおばあちゃん"冷姨"の影響が大きかったと言います。
"冷姨"との心温まる思いは後に、「社長メッセージ」になり、万紅さんが切り盛りしている会社のホームページに掲載されています。
大学卒業後、万紅さんは日本の政府系団体の北京事務所に入り、そこで日常業務をこなしながら、「通訳をやらせてください」と進んで仕事を引き受けていました。その後、フリーランスの通訳を経て、現在は翻訳・通訳のエージェントを経営しています。
これまでに、仕事で全国各地を回り、チベットも三回訪れたことがあります。また、2008年5月、四川大地震が起きた後、日本からの国際緊急援助隊のレスキューチームや医療チーム、そして災害復旧時の心のケアのプロジェクトに同行通訳を派遣したのは万紅さんの会社でした。万さん自身も通訳として何回も現場を訪れ、「通訳として、また会社として社会貢献ができて光栄に思っています」と感慨無量に振り返っていました。
「通訳という職業が大好きです」
こう語る万紅さんは「通訳」の仕事をどうとらえており、その醍醐味をどう考えているのか。また、良い通訳になる上でのポイントを何だと考えているのでしょうか。
今回の"談談"では、この人にしか聞けない話をたくさんうかがいました。
どうぞお聞き逃しのないように。
日本語部部員と記念写真
(つばめ)
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