夏の夜のこわい話
By つばめ、アンドウ、エーリン、胡
夏の夜の過ごし方というと……?
夕涼みに、星空を眺めたり、昔話をしたり…
これが一昔前まで、中国の子どもたちの定番でした。
何故か、昔話をしてくれる人は、祖父母のイメージが強いようです。その祖父母から、星空を眺めながら聞かせてくれたのは、織姫と牛飼の物語。
満天の星、瞬く間に消え去る流れ星や、星々の間をゆっくりと移動する人工衛星を見かけることもあります。
しかし、最近の都会の子どもに話を聞くと、夏といえば、エアコン、テレビ、インターネット。そして夜空といえば「星が1つ、2つだけ」いう程度。生活が便利になる一方で、春夏秋冬、四季折々の風物詩を味わう機会が減りつつあるようです。
さて、みなさんは怖いものというと、何を思い出すのか。
【胡】 提灯!!そのわけは???(詳細は番組をお聞きくださいませ)
【エーリン】静まり返ったところで、突然聞こえてくる大きな音!!
【アンドウ】お酒にご飯。(しかし、どう聞いても『饅頭が怖い』の響きもする?!)
【つばめ】 幼い時の村で伝わっていたもの=鬼火(ひとだま)、鬼(お化け)、水猴子(安徽版河童)
共通していることは、「こわいもの」の代表に、中国人も日本人も「お化け」を挙げています。しかも、日本のお化け文化も日中文化交流の一端をしっかり握っているようです…あの『百鬼夜行抄』が中国の書店にも並べられるようになりましたし、『ザ・リング』の貞子もたいへんな有名人、という感じです…
一方、おなじ"お化け"とは言いながら、どうやら、そのイメージは中国と日本とで違うようです。
たとえば、日本では、足がなくて、ふわふわと漂いながら「うらめしや~~~」と言うというイメージの日本の幽霊があれば、「必ず帽子を被っている。その帽子を取ることができれば、お化けは何もできなくなる」というつばめの故郷に伝わるお化けのイメージもあります。
ちなみに、"水猴子"とは、小さな体に赤いフンドシがトレードマークの妖精。溺れて水死して、済度できない無縁仏がなったものと言われています。いつも水の上に赤いふんどしを浮かべさせては子どもをひきつけ、その勢いで子どもを水の中にひっぱると言います。
今回の「つばめのス」では、このほかにも、胡が甲府で研修した時、夏の夜の身の毛もよだつ出来事、そして、最後は、湘南育ちのアンドウの友人が体験したという、あるトンネルのお話…
こわい話をどっさりお送りします。
収録スタジオからの眺めは、北京市の八宝山火葬場
皆さんも、あなたが夏の夜に体験した「こわい」話を聞かせてください。
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