当然?意外?中国テレビの観かた
Byつばめ、米村美樹子、朱丹陽
今回はテレビやドラマという視点から、中国社会の「いま」を観察してみます。
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北京在住5年になる日本人アナウンサーの米村美樹子さんは、最近、「面白い!」と観察を続けていることは、テレビの放送の仕方だといいます。なんと、何日間にもわたって、一日中、一つの連続ドラマを続けて放送する局があると発見したそうです。
ところで、このことを「日本ではありえないこと」と驚き、不思議に思っている米村アナもいれば、「だから助かるのですよ」という朱丹陽先生もいます。
その朱先生に「朱流ドラマ鑑賞法」とはと聞くと、驚きの回答が…
中日のテレビの違いを見るには、こうした視聴習慣の違いも背景にあるのかと思わせる二人の熱弁でした。
果たして、米村アナが言っていた「一日中流していたドラマ」とは何か。そして、朱アナは何故「それが良かった」と言ったのでしょうか。
一方、番組の後半は中日のテレビの比較もしていました。中学までテレビの存在すら知らず、家にテレビがやってきたのは高校2年になってからというつばめは、「日本のテレビを見ると、非常に疲れやすい」と文句をこぼしてしまいました。
一方、日本で4年間留学していた朱丹陽アナは、「夜、バイトを終え、テレビをつけて見ていたが、たいへん心打たれた」と言います。
一体、二人の中国人はそれぞれ日本のテレビにどのような印象を抱き、それに対して、日本人の米村アナはどのようにコメントしたのでしょうか。
最後は、つばめ、朱丹陽、米村によるそれぞれの「お勧めの中国のテレビの利用法」です。どうぞお逃しなく。(写真は最近、中国で話題になった連続ドラマのポスター)
【背景】
中国ラジオテレビ映画総局によりますと、中国では省クラス以上の衛星テレビ局は全部で241局あります。
チャンネルの専門化が中国のテレビの特徴の一つで、例えば、中国最大の国営放送局・中央テレビ(CCTV)には、総合、ニュース、経済、文芸、スポーツなどテーマごとに独立したチャンネルがあり、その数はなんと16にも上っています。
デジタルテレビは都会を中心に、中国で普及されつつあり、北京市内のデジタルテレビの導入しているエリアでは、一般家庭のテレビで約100チャンネル受信できます。
テレビチャンネル数の急増とコンテンツの充実が大きな課題で、「一日中同じドラマを放送している」局がこうした中で生まれたと言えます。ちなみに、中国ラジオテレビ映画総局の統計では、2007年一年だけで、中国では1万7000話のドラマが製作されたということだそうです。(つばめ)
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