【つばめのス】Vol.8~中国のお笑い革命?
Talk By.アンドウ、ツバメ、エーリン、ミン
中国の正月・春節、今年、一夜にして中国の全土を笑いの渦に巻き込んだ、スーパースターが誕生しました。
彼の名は"小瀋陽"(中国語表示"小沈陽")。
現在28歳。故郷は遼寧省鉄嶺市。省都・瀋陽から70キロほど離れた農村。
それまで地方劇「二人転」の役者として 、主として東北地方で活躍していました。そんな彼が一躍大ブレイクしたのは、CCTV(中央テレビ)の大晦日恒例の特番『春晩(春節の夕べ)でのコントに出演したことがきっかけ。彼の師匠でありコメディアンの趙本山と共演したコントは、『春晩』の「人気ナンバー1演目」に。
それはもう、今の中国で知らない人はいないほどなんです。
スカートのように見えるスコットランドの民族衣装・キルト風な衣装(写真↓)。女装をすれば妖艶。自らの不器用さや不格好さには徹底的にこきおろすけれど、歌唱力と物まねの力は抜群。
話せて、歌って、まねて、笑わせる。その上に、女装して、色っぽく振舞い、話す。多くの中国人にとって小瀋陽の芸風は、これまでに見たことのないものです。しかも、天下のCCTVを通して見ることになるとは。
ネットを通して、以前から小瀋陽のショーを見ていたミンはさておき、つばめもエーリンもただだびっくり仰天、けれどもその熱演を見ているうちに、いつのまにか笑っていました。
『春節の夕べ』の放送後、たちまち強烈な「小瀋陽」ブームが沸き起こりました。
出演料が高騰したのははもちろんのこと、春節直前(1月19日)にスタートした彼のブログは、クリック数が一気に500万を突破。テレビのエンタメ番組を始め、新聞
そんな小瀋陽、3月初めに「二人転」の公演を北京で行うとのことです。
ところで、こんな突如沸き起こった「小瀋陽」ブームにのめり込んでしまったのは、中国人だけではありません。「客いじりもうまいんだよね」と、どうやら「はまった」様子なのが日本人のアンドウ。『つばめのス』の企画会議でも、
「そりゃもう『小瀋陽』でしょう」という感じで即決させてしまう始末で……。
そんなこともあって、常連の3人のほか、芸能ネタにめちゃくちゃ詳しいミン・亦氷アナにも登場してもらいました。上海人の父、北京人の母を持つ彼は、南方人と北方人の微妙なセンスの違いにも詳しい。果たして、北京人と上海人のお笑いのツボは同じなのか、違うのか…
さて上海というと、最近話題となっているのが上海市人民滑稽劇団による吉本興業上海新喜劇の上演です。
「お笑いなら、北京なのにね」
もちろん、北京にも北京人自慢のお笑いのステージがあります。
相声(漫才)や伝統曲芸をメインとする「徳雲社」の劇場です。月曜日を除き、毎日上演しています。料金も一階の普通席だと20~60元とお得。まさしくお笑い好きの穴場です。
ちなみに、徳雲社の中心人物にして漫才師の郭徳剛(写真←)の年齢をめぐり、4人は一触即発の危機……!さて果たして真相は?
ところで、この「小瀋陽」ブーム、今後の行方は一体どうなるのでしょうか……? 今回も「つばめのス」でしか味わえないスパイスのかかったお話の数々をお聞きください。
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