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WebRadioトークショー【つばめのス】Vol.8~中国のお笑い革命?

2009-02-24 14:31:51     cri    

【つばめのス】Vol.8~中国のお笑い革命? 


















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Talk By.アンドウ、ツバメ、エーリン、ミン

 中国の正月・春節、今年、一夜にして中国の全土を笑いの渦に巻き込んだ、スーパースターが誕生しました。
 彼の名は"小瀋陽"(中国語表示"小沈陽")。
 現在28歳。故郷は遼寧省鉄嶺市。省都・瀋陽から70キロほど離れた農村。

 それまで地方劇「二人転」の役者として 、主として東北地方で活躍していました。そんな彼が一躍大ブレイクしたのは、CCTV(中央テレビ)の大晦日恒例の特番『春晩(春節の夕べ)でのコントに出演したことがきっかけ。彼の師匠でありコメディアンの趙本山と共演したコントは、『春晩』の「人気ナンバー1演目」に。
 それはもう、今の中国で知らない人はいないほどなんです。

 スカートのように見えるスコットランドの民族衣装・キルト風な衣装(写真↓)。女装をすれば妖艶。自らの不器用さや不格好さには徹底的にこきおろすけれど、歌唱力と物まねの力は抜群。

 話せて、歌って、まねて、笑わせる。その上に、女装して、色っぽく振舞い、話す。多くの中国人にとって小瀋陽の芸風は、これまでに見たことのないものです。しかも、天下のCCTVを通して見ることになるとは。

 ネットを通して、以前から小瀋陽のショーを見ていたミンはさておき、つばめエーリンもただだびっくり仰天、けれどもその熱演を見ているうちに、いつのまにか笑っていました。

 『春節の夕べ』の放送後、たちまち強烈な「小瀋陽」ブームが沸き起こりました。
 出演料が高騰したのははもちろんのこと、春節直前(1月19日)にスタートした彼のブログは、クリック数が一気に500万を突破。テレビのエンタメ番組を始め、新聞

や雑誌に「小沈陽」の記事を見かけない日はないほど。さらに、彼の生まれた村をカメラに収めるために、はたまた故郷にいる両親のインタビューするために、全国から報道陣が殺到。その猛烈な勢いに小瀋陽の母親は途方に暮れ、しまいには泣き出してしまったという報道も。

 そんな小瀋陽、3月初めに「二人転」の公演を北京で行うとのことです。

 ところで、こんな突如沸き起こった「小瀋陽」ブームにのめり込んでしまったのは、中国人だけではありません。「客いじりもうまいんだよね」と、どうやら「はまった」様子なのが日本人のアンドウ。『つばめのス』の企画会議でも、

 「そりゃもう『小瀋陽』でしょう」という感じで即決させてしまう始末で……。

 そんなこともあって、常連の3人のほか、芸能ネタにめちゃくちゃ詳しいミン・亦氷アナにも登場してもらいました。上海人の父、北京人の母を持つ彼は、南方人と北方人の微妙なセンスの違いにも詳しい。果たして、北京人と上海人のお笑いのツボは同じなのか、違うのか…

 さて上海というと、最近話題となっているのが上海市人民滑稽劇団による吉本興業上海新喜劇の上演です。
 「お笑いなら、北京なのにね」
 

憚ることなく問題発言をするミン。まも、それはともかく4人とも「早く北京にも来てー」という意見で一致。

 もちろん、北京にも北京人自慢のお笑いのステージがあります。
 相声(漫才)や伝統曲芸をメインとする「徳雲社」の劇場です。月曜日を除き、毎日上演しています。料金も一階の普通席だと20~60元とお得。まさしくお笑い好きの穴場です。
 ちなみに、徳雲社の中心人物にして漫才師の郭徳剛写真←)の年齢をめぐり、4人は一触即発の危機……!さて果たして真相は?

 ところで、この「小瀋陽」ブーム、今後の行方は一体どうなるのでしょうか……? 今回も「つばめのス」でしか味わえないスパイスのかかったお話の数々をお聞きください。
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【アンドウ】
 
中国は、お笑い革命の真っ最中?!  小瀋陽さん、今度、日本のヒット曲もまねて聞かせてくれない?!

【つばめ】
 
持ちネタだけでなく、新作をどんどん作り出せるかどうかが、肝心です。地域や時代を乗り越えるお笑いを目指して、頑張ってほしい。

【エーリン】
 
日本でアンガールズなどが出演したテレビ番組を 見て、最初は驚きました。笑えて、好きになれるお笑い番組、中国でももっと出てきてくれれば…

【ミン】
 
短くても人を笑わせる、日本のお笑いがすごい!

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■二人転と小沈陽・北京公演関連情報
 http://www.opppo.com/p200881913314.html
 3月6日~4月18日(うち、3月6~8、4月17日に 小沈陽のステージあり)
■ 北京で「相声」を聞くなら「徳雲社劇場」  
      場所:宣武区北緯甲1号  予約電話:010-63040912   
 番組表など http://www.guodegang.org/

【小瀋陽】
 
本名「瀋鶴」。1981年5月、遼寧省鉄嶺市開原市の農家に生まれる。妻と「二人転」を演じ、東北の小型劇場で活躍し、2006年秋、コメディアン趙本山のところに弟子入り。以来、本山メディアグループ傘下の「龍老根大舞台」で活躍。2009年1月24日、CCTVの大晦日夜の特別番組『春節の夕べ』で、趙本山らとコントを演じ、一躍大ブレイク。
【ブログ】 http://xiaoshenyangvip.blog.sohu.com/    
 2月16日放送のBTV(北京テレビ)の番組
【歌手韓紅によるインタビュー】
     
http://v.blog.sohu.com/u/vw/2344693 

【趙本山】
 1958年遼寧省鉄嶺市生まれ。「二人転」を振り出しにコメディアンに。今なお高い人気を誇るが、その一方で「本山メディアグループ」の董事長(会長)でもある。
 1989年から毎年CCTV「春晩」のコントへ出演を始め、東北人のユーモアを利かせた本山スタイルのコメディを確立。その後、映画、ドラマ、舞台などで幅広く活動し、東北農村部の暮らしと人情を盛り込んだ数多くの名品で、演劇界における不動の地位を確立。喜劇俳優としてだけでなく、映画やドラマの演出も手がけ、さらに経営者としても評価されている。

【春晩】
 CCTVが大晦日夜に放送する年越し特別番組"春节联欢晚会"(春節の夕べ)の略。歌、舞踊、コント、漫才、芝居、手品などと種類が豊富多彩。視聴率は地方により違いもあるが、2009年春晩は高いところで85%に達したと報じられている。全国的に名前を知られる良いチャンスで、新人にとって、登竜門のチャンスとも見られている。

【二人転】
 男女二人で歌や話術で客を笑わせる東北地区の伝統芸能。遼寧、吉林、黒龍江、内蒙古東部などで流行り、ヤンコー踊りや河北省の民間舞踊などがその源とされている。300年以上の歴史がある。本山メディアグループの傘下にある「劉老根大舞台」(瀋陽)がその最も有名な劇場。

 (つばめ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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