昨年末に収録した番組でした。三人とも年末の忙しさに追われて、とりわけ、つ
ばめはろれつが回らなくなり、スの味付けが心配です…しかし、ポップカルチャーを生かした中日の付き合いとは何か、考え深い話題でもありますよね。
■「タレント」に「バラエティー番組」、中国語では?
つばめはその夜、中日両国の若者が参加するイベントに行きましたが、そこで25歳の中国人青年の口か ら率直な感想を聞き、驚きました。けれどもそれでネット上で何故話題になったか納得することができました(←ポータルサイト「SOHU」ページ上の飯島愛の死に関するアンケート)。
しかし、日本人アンドウにとって、飯島愛のとらえ方が中国と日本とでかなり違っていると感じ、それにびっくりしたと言います。
飯島愛の死をめぐり、エーリンは「まだ36歳の若さなのに」と嘆き、つばめは中国社会(主としてインターネットで)の反応を見て、「なんとなく、テレサ・テンが急逝した時のことを思い出した」と言います。さあ、そのわけは?
3人はまた、この"ス"づくりの時に、気づいてしまったことがありました。それは、「タレント」と「バラエティー番組」という日本語に、その意味を的確に伝える中国語の表現がまだないこと。
確かに、ここ十数年、中国のテレビ番組で"综艺节目"(総合芸術番組―バラエティー番組に近いエンタメ系の番組)が増えつつありますが、日本のバラエティー番組に相当するものはまだ見かけないようです。つばめはこういうことも、中国人の飯島愛への理解に偏りが出た背景の一つでは?とやや強引かも、と思いながら、分析しました。
しかし、両国はメジャーでないところで、しっかりと、様々なつながりを持っていることが確認できたところに、三人ともびっくり。
さあ、皆さんの考えていることも、是非是非教えてください。
◆回りの「追っかけ」風景
番組の後半はおっかけの話を中心に展開。
エーリンはある朝、出局すると、いつもは静かな局の玄関に、黄色い声が響き渡り、若い女の子たちが群がっていたのにびっくり。というのもその日、韓国で人気の中国人アイドル歌手と彼のユニットメンバーが、局のウェブサイトにゲスト出演するために来ていたからだったとか
つばめは、「追星族」は昔、遠い日本のことだとばかり思っていたけれど、今ではすっかりありふれたものになってしまったと、ちょっとがっかり。
かつて中国では、親や教師から"大敵"とみなされていた「おっかけ」。現在では若者のサブカルチャーの一部分として定着しています。
つばめは「追星」が中国で見かけるようになった頃のことを、自らの体験を交えつつ語ります。にしても、アンドウの紹介した「日本のおっかけ」がやっていたことと、かなり似ているのでは?
「中国と日本、受ける芸能人のタイプに違いあり」。
アンドウはまたも、両国の美意識に違いがあるのではと敏感に感じ取っています。そこで、エーリンがコメントを始めました…
今や、国境を越えて、中日、いやアジア共有のサブカルチャーになった「おっかけ」。こんなことも、中日の若者同士の付き合い方に生かされるといいなと三人はしみじみ思いました。
写真は2007年春・北京で行われた日中スーパーライブの会場。全国各地からファンが集まってきました↓
【追星族】 |
【タレント】中国語訳は"艺人" |
【芸能人】中国語訳は"艺人"。 "タレント"も"芸能 人"も、一般的にはこう訳します |
【综艺节目】 直訳すれば総合芸術番組ですが、ニュアンスとしてはバラエティー番組がしっくりくるようです。最近、中国のテレビでは「笑い」を取ったり、芸を披露するという意味での"综艺节目"が増えていますが、ワイドショーのような番組は見当たりません |
【エンディングの曲】
最近比较烦
最近、ウツなのよ(周華健、李宗盛など)
▼"梦见和饭岛爱一起晚餐
飯島愛と一緒に夕食したのを夢見た"はの歌詞も。
最後までどうぞお聞きくださいね
(文・写真:TUBAME)
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