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第10回中日インターネット対話文字版~Part2

2009-02-02 16:19:04     cri    

■Part2 中国と日本 今、相手をどう見ている?

CRIのネット調査から~ 

王 こんにちは。第10回中日インターネット対話、進行役の王小燕です。この対話は2006年秋にスタートして以来、中日両国からゲストの方々にお越しいただき、文化、スポーツ、若者交流など幅広いテーマで話し合ってきました。
 2009年最初のネット対話でもある今回は「中国と日本 ご近所づきあいのコツ」をテーマに、北京と東京をつないで、両国のゲストのみなさんにディスカッションしていただきます。

 10回中日インターネット対話、ここまで、ドキュメンタリ映画「靖国」を中心に話を展開してきました。(第一部の内容はこちら) 続きまして、第二部「お隣さんを見る目に何が起きたのか」に移りたいと思います。

CRIが中国語と日本語の二ヶ国語で行ったインターネット調査の結果をご紹介します。

 

CRIの二ヶ国語ネット調査

王 第10回中日インターネット対話、北京と東京をつないで生放送でお送りしています。

このインターネット対話に先立ちまして、CRIonlineのウェブサイトで中日二ヶ国語によるアンケート調査を行いました。およそ10日ほどのネット調査を経て、今日この時間までに、日本人向けの「私の見た中国」というアンケートには延べ93人、中国人向けの「私の見た日本」というアンケートでは、延べ3644人に答えてもらうことができました。皆さん、ご協力ありがとうございます。

続きましては、このアンケート調査の結果及びそこから導き出された課題について、ゲストの皆さんに議論していただきたいと思います。まず、簡単にこのアンケートの全般的な概要をご紹介しましょう。結果について、ホームページから「結果」をクリックしていただければチェックできます。

 まず、このアンケートについて、残念ながら日本語アンケートの回答数は十分とは言えません。そのため、日本社会の全体像というより、あくまでCRIの日本語放送のリスナー&ホームページのアクセス者の傾向として使わせていただきます。これに対して、中国語のアンケートの回答者は3600人以上に達し、比較的中国のインターネット利用者の全体像を比較的反映したと考えられます。

以上の前置きを踏まえてみていただくと、この調査の結果からいくつかの特徴が見られます。まず、お隣さんを見る目について、「相手に興味を持っていますか」という質問に対して、双方とも相手のことに非常に興味がある結果になっています。

さて、さきほど、朱先生のお話でも指摘されたように、中国と日本が、互いに相手を紹介するときに、紹介のルートは十分だと思うのでしょうか?李監督はさきほどすれ違いがあったと、双方で上映することが実現できず残念だったと言いましたが、全般的に、たとえば日本国内において中国のことを紹介するルートは、十分だとお考えですか。

 

■議題一)コミュニケートのルートは十分なのか?

 

【李纓】 相手の話を聞いた上で対話をしよう

李  日中の間にすでに色んなコミュニケートのルートがあります。しかし、共通の話題を議論しあうことが大切なのだと指摘したいのです。日中の間にまだまだ通じない会話が多いからだと思います。お互いに自分のことをしゃべるだけの会話。それこそ問題じゃないかなと思うのですね。それよりも、どうやって共通の問題に対して会話を深め、互いに相手の言葉に対し耳を持つようにし、その上で、ディスカッションとコミュニケーションを深めていくことが大切だと思います。

 

王 それぞれ自分の視点から報道はしていますが…

 

李 そこに通じていない会話がやっぱり多いんじゃないかなと思っていますけれど。

 

王 これも大事な指摘だと思いますが、加藤さん、どうでしょうか。

 

【加藤】相手国滞在中の人から交流のルートを広めよう

 

加藤  そうですね。さきほど李監督がおっしゃったように、共通の話題、たとえば日中これからともに直面する高齢化の問題だったり、去年ならば改革開放の問題だったり環境協力だったり、そういった共通の課題に関して、日中双方のプレーヤーが積極的にコミットメントしていく、そういったやり方は一つのアプローチとして考えられると思うんですね。そしてもう一つのものは、誰が伝えるかということですよね。

まず認識しなければいけないのは、日中両国のほとんどの人間は直接交流できないということですよね。直接会って交流できない、もしくは会ってもその言葉が通じない、言葉が通じにくい。そういった問題があるので、まずは間接的な役割を果たしているメディアの方、あるいは今回まさに李監督がものすごい偉大なことをやられましたけれども、その芸術作品だったり、書籍だったり、そういった媒体がいかに役割を果たすか、それは一つだと思うんですね。もう一つ私が思うのは、自分もいまそういう方向性で自分なりには努力しているんですけれども、日本人が相手の言葉で伝える、中国の方が相手の言葉で伝える。そして私がいま提案したいのは、日本にいる中国の方と中国にいる日本の方、この極めて特殊なポジションにいるプレーヤーですよね、どういう働きをするか。そしてこの二つのプレーヤーが協力してなにかできないか、といったことを僕はいま考えて、何かアクションを起そうかなということを考えています。

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