先日、局のイベントで中国の調理学校を見学する機会をいただきました!いわばコック養成の場ですね。長い歴史と膨大な種類の料理を教える現場を見られるなんて、わくわくします。大学進学を選ばなかった若者たちの進路先ということでもちょっと興味を持っていました。訪れたのは中国国内にいくつも学校をもつ調理専門学校、広告もさかんで名前を出すと知ってる人も少なくありません。
実際に訪れてみると、校門をくぐるなり多くの学生たちの姿が!面白かったのは洋食、中華、デザートなどなどコースによって制服が異なること。これなら一目でどのコースの学生かわかります。制服には必ず帽子がセットになっていて、その姿はすでに一人前の職人さんのように見えますが、近づいてみるとまだ幼さが残った10代の子たちです。卒業後、どんなコックさんになるんでしょうか。自分の店を構えることを夢見ているかもしれません。ただしものすごい人数なので、就職の競争率はやっぱり厳しそうだなと思いました。
さて、中華料理の簡単な講義を聞いた後は、講師の方による実演!マーボー豆腐と豚肉とたけのこの炒め物、トマトと卵の炒め物を作っていただきました。プロの仕事は、すばらしい包丁さばきと丁寧な下ごしらえに見てとることができました!やっぱり自分で作る中華とは全く違ってました。
下ごしらえをしたら、一気に火にかけフィニッシュです。大きな中華鍋をふきんで挟んででじかに手でもち、左右上下に動かします。時折赤い炎が舞います。これぞイメージどおりの中華。意外だったのは、思ってたより油の量が少なかったこと!中華料理は油が多いというのは思い込み?はたまたコックの腕によるのかもしれません。そしてつくづく思いました。本場の中華を家庭で作るのは無理だな…。(吉野綾子)
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