〜高速の旅〜
7月に入り、妻が何だかソワソワしている。原因は連日、ニュースで流れる北京—上海間の高速鉄道。北京生活3カ月、そろそろ上海の実家が恋しいようだ。
「故障も心配だから1カ月ぐらい過ぎてから乗ってみようかな」
そう聞いた覚えがある。が、さっそくチケットを買ってきた。
「乗るの?」(私)
「大丈夫かな〜、でも私が乗る列車は安全に決まってるじゃない」
前日に「トラブル相次ぐ」というニュースが流れていても気にしない。
ということで、私は見送りに北京南駅へ。
立派なプラットホームだ。ヤシの木のようなものがあり、南国のイメージなのだろうか。外国人の姿も多い。まだ中国で列車に乗ったことがない私が驚いたのは、飛行機のように搭乗時間近くにならないと、改札してホームには行けないこと。日本の感覚だと、チケットさえあれば自分の都合で改札を通るが…。妻は「ルールが違うのよ」ときっぱり。
改札の機械には身分証明書を入れるところがありました。ちなみに外国人は?と聞いたら、パスポートが必要との答えでした。国内でも必需品です。
まだ1時間前なのに長い行列。さあ、改札となると、行列がいつの間にか扇型になって改札口に集中。「割り込んじゃだめですよ!」と言っても日本語じゃあ仕方ない。押し出されるように妻がやっと改札を抜ける。私はここまで。入場券というものがないらしく、ホームでは見送りはできない。大きな旅行バッグをひく妻に「加油!」。あとは妻が撮影した短い動画をどうぞ。
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