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日本人スタッフのつぶやき60―不思議な出会い

2011-07-04 14:48:54     cri    


ベイベイと言います

 以前、この欄でイヌの登録も派出所ですると書きましたが、知り合いに頼まれて3ヶ月ほど前に引き取ったイヌを、近所の派出所で登録してきました。

 派出所も今は何もかもオンライン化されていて、イヌの登録もすべて窓口の係員がPCからネット上で手続きをします。持参した写真もWebカメラで取り込み、登録自体は20分ほどで済みました。登録料が1年1000元、日本円で12000円以上というのは結構な値段ですが、聞いたところでは、イヌの登録をしている人はほとんどいないということで、確かにこの金額じゃ、わずかの年金で暮らす近所のお年寄りなんかは登録できないなと思いました。

 登録証が出来たら電話すると言われ、預り証をもらって帰ってきてから、かれこれ1ヶ月以上経ちますが、登録証はまだ出来ていません。今回のつぶやきには、登録証の写真を載せる予定だったのですが、そんなわけで、代わりにネットにあった登録証の写真を載せておきます。


イヌの登録証明

 ところで、派出所に行くだけではなく、イヌを飼うのはいろいろ面倒もあって、朝晩の散歩も、夜中に酔って帰ってきたときなどは、ちょっとしんどいなと思うこともあります。

 でも、時には、イヌのおかげで楽しいこともあって、例えば、この前の晩は、団地の中庭を散歩していたとき、イヌが突然、立ち止まりました。茂みに向かって鼻を突き出しクンクン言ったかと思ったら、ちょっとうなり始めます。何だろう?と思って、懐中電灯を照らして見ると、何と25センチほどのずんぐりした灰色のハリネズミが茂みの下にうずくまっていました。


ハリネズミ 中国語では「刺猬(ツーウェイ)」と言います

 以前、ここで目撃談を書きましたが、あの時は、せっかく目撃したのに写真が撮れず残念に思っていました。それ以来、夜の散歩には、常に懐中電灯とカメラを持参していましたが、それがやっと役に立ったというわけです。

 ハリネズミというのは、いざとなったら丸まって体中の針を突き出せばいい!ということで、動きは実に緩慢です。特に、何か危険を察知すると動きをまったく止めて固まり、じっとしています。ライトで照らされ、冷や汗たらたらのいい迷惑だったでしょうが、おかげで写真は良く撮れました。最後に、持っていたドッグフードを上げたら、カリカリ音を立ててかじっていました。


団地の中庭で子供たちが木登り 夜になるとここに…

 それにしても、昼間は、お年寄りが日向ぼっこしたり、子どもたちがワイワイ騒いでいる団地の中庭に、夜になるとこんな別世界があるのはとても不思議な気がします。それからは、平均するとほぼ10日に1回は出会っています。一晩で2匹見たことも何回かあります。写真もビデオもずいぶん撮りましたが、これも毎回イヌが見つけてくれるおかげです。

 写真を撮った翌日、職場に行き、ねえ、ねえ、ねえ、見て!見て!見て!と自慢げに、中国人の同僚に写真を見せたのですが、あ、これね、田舎の裏庭にはいくらでもいますよ、とまるで関心がない様子。確かに、中国ではそれほど珍しくないのは知ってますが、日本だったら、きっと、すごいですね!とか言われるのになあ、と、ちょっとさびしい思いを感じたのでした。

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