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日本人スタッフのつぶやき63―ストリートライブ

2011-07-14 10:22:39     cri    

 連日30度以上の暑い日が続く北京。この日も太陽の日差しが強く、汗が吹き出る程の暑さでした。ちょうど道路を横切るための地下道に入ったところで、なにやら二胡のような音色の音楽が聞こえてきました。そうストリートライブならぬ地下道ライブをやっていたのです。外の暑さに比べこの地下道はひんやりとして気持ち良く、しかもこの演奏を聴いているととても心地よい感じがして、思わず空き缶にお金を入れました。

 日本でも東京・新宿の路上でペルー人が演奏する「コンドルは飛んで行く」に聴き入ったり、若者の演奏を聴いたりして、実演者の前に置かれたギターケースや空き缶に投げ銭を入れたことがありましたが、世界中どこでも同じですね。

 北京の若い人もギターを肩から下げてストリートライブを結構やっています。そしてこの中から有名になったミュージシャンもいるようです。日本のフォークデュオ「ゆず」みたいですね。

 先日はもっと進化した(?)ストリートライブを見ました。何と地下鉄の列車の中で演奏しているのです。勿論比較的車内が空いた時間帯なのですが、臆することなく、堂々と演奏しています。最初は遠くの方からギターの演奏とともに歌声が聞こえていたのですが、徐々に近づいてきて私が座っている所に近づいてきました。その歌っている歌は私が好きな曲の一つで思いっきり聴き入っていました。人込みをうまくかわしながらそのミュージシャンがギターを弾きながら私の目の前まで来ていました。その時、となりに座っていた女性がそのミュージシャンの腰のあたりに括り付けられた袋にお金を入れたのです。ミュージシャンはその女性の前で曲が終わるまで演奏をし続けました。おかげで私はその大好きな曲をタダで存分に堪能することが出来ました。こうやってお小遣いを稼ぎながら自分を売り込んでいるのでしょうね。日本では考えられないダイナミックなライブのひと時でした。(小野 博民)

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