今日は孔子を祀った孔廟国子監でお茶会が開かれるとのことで、見学に行ってきました。この孔廟国子監は北京の有名なラマ教寺院‐雍和宫のすぐ近くにあります。そしてここは元から明・清時代の科挙の試験が行われた所でもあり、その当時の最高学府だった所だそうです。
丁度、清明節とのことで、境内では孔子への礼拝式典が行われていました。
式典後、境内の一角の石畳の上にゴザや座布団を敷いて円陣を組んで座り、お茶会が始まりました。各自が茶器や自慢のお茶を用意していて、一斉にお茶を入れます。私も一杯いただきましたが、そのお茶は福建省産の高級茶とのことで、とても香ばしく素晴らしい味わいでした。そして、各自持参の自慢のお茶をそれぞれお互いに飲み比べながら、楽しいひと時を過ごします。
今度は楽器の演奏が始まりました。春のうららかな日和の中、きれいな音色をききながら美味しいお茶をいただく気分は最高です。日本の風情とは違い、石畳の上で自分の自慢のお茶を人に勧めるのはいかにも中国風なのですが、それはそれでとてものどかな感じさえします。こうした境内でのお茶会は清明節と立秋の年2回開かれるとのことで、皆さんも機会があればぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
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