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 これからの中日交流を支える若者たち  第三弾(4)

2011-02-01 13:29:59     cri    

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 対談・「沖縄フェア」を体験した陳博記者×店員のギギさん


 昔ながらの沖縄の家屋=提供:パシフィック・ホスピタリティ・グループ社

 沖縄フェアのイベント内容については第1回~第3回までの記事で詳しく紹介していますので、第4回は実際に沖縄フェアを体験した参加者として、ギギさんとの対談の形で、私自身の感想などをお話したいと思います。12月17日の沖縄フェアに、ギギさんは深谷さんの依頼を受けてお店のお手伝いをしていました。日本で留学したときにギギさんは実際に沖縄に旅行したことがあるので、今回の「沖縄フェア」に対して、きっと違う感想を持っているでしょう。

 陳博:まず、お店の全体的なイメージから話しましょう。その日、私は初めて深谷さんのカフェ&バーを訪れたのですが、100平米ほどでそれほど大きくは見えないものの、すごく心地よい雰囲気が漂っている場所だと感じました。その日はDJイベントのコラボレーションもあったことから、お店の半分がダンスフロアになっていて、ソファやテーブルの並べ方が普段のカフェの状態とは違い、人と人がフェース・トゥ・フェースで話しやすい形になっていました。また店員のみなさんは青い沖縄の衣装を着ていて、とても可愛かったです。


 昔ながらの沖縄の家屋=提供:パシフィック・ホスピタリティ・グループ社

  ギギさん:可愛い店員さんとは私のことですか?(笑)あの日は、店内で流れていた沖縄民謡を聞いて、沖縄の伝統的な衣装を着て、私はまるで沖縄にいるような気がしました。青い衣装は沖縄の海を思い出しますよね。綺麗な澄み切っている海。また、店内の雰囲気は非常に落ち着いていますので、こういった環境の中で店員もお客様も心身共にリラックスできる場所だと思いますよ。

 陳博:そうですね。私はまだ沖縄に行ったことはないのですが、確かギギさんは以前、旅行で沖縄に行ったことがありますよね?お土産に沖縄黒飴を、買ってきてくれたことを覚えています。

 ギギさん:はい、よく覚えていましたね!日本で留学していた時に、一度旅行で沖縄に行ったことがあります。もちろん旅行では本場の沖縄料理を食べたのですが、健康的でとても体にいいというイメージがあります。


 深谷さんのカフェに並べられた沖縄のパンフレット

 陳博:ちなみに、深谷さんのお店では黒飴とタコライスやソーキ丼の試食会もありましたね。私は日本でも食べたことがあるのですが、中国で本場の味を食べられることってちょっと珍しいですよね。黒飴は個性的な味で、中国の赤砂糖とちょっと似ている味です。

 ギギさん:そうですね。今回の試食会では、私は店員として参加していたのですが、黒飴と料理をちょっとつまみ食いさせてもらいました。(笑)野菜がたっぷりで、味がさっぱりしていて、非常に栄養が豊富で美味しかったと思います。また食べたいくらい好きになりました。黒飴は中国人にとって、ちょっと不思議な味ですね。自然食品で体にいいものですから、きっと中国人に好まれると思います。


 沖縄ラム酒など、一風変わったものも

 陳博:そういえば、ちょっと1つ不思議だと思ったことを思い出しました。私とギギさんは大学で日本語を専攻していたので、日本語もちろんできますよね。でも、その日にいた皆さんのほとんどが中国語と日本語、両方の言語を話せることにびっくりしました。日本人の留学生、中国で仕事している日本人、日本語専攻の中国人大学生、日系企業で働く中国人など、様々な方が集まっていて、会話の中にも中国語や日本語が混ざり合ったりしてどちらも共通語となっていたり、みんな結構盛り上がりました。

 ギギさん:そうですね。日本語ができる中国人と中国語ができる日本人があの日のイベントに集まっていましたよね。あの日のイベントで、私にとって特に印象深いのは沖縄三線ライブです。沖縄の民謡と言ったら、やはり三線の音色ですよね。初めて沖縄を旅行した時、現地の居酒屋で三線演奏を聞きました。ちょっと哀愁的な感じがしました。深谷さんのカフェ&バーには現在も三線が飾られているので、私もちょっと三線を弾いてみました。でも、工工四と呼ばれる漢字だらけの楽譜がぜんぜん読めなくて、三線の弾き方も分かりませんでした。いつか自分も三線をうまく演奏できるように勉強したいなぁと思います。

 陳博:上手に演奏できるようになったら、披露してくださいね。(笑)「沖縄フェア」では、三線の生演奏を聴いたり、黒飴や沖縄料理を食べたり、おかげさまで、新しい友達もできて、とても楽しい夜でした。

 ギギさん:はい。深谷さんが作ってくれた「交流の場」に感謝しなければいけないなぁ、と思います。このカフェ以外にも、深谷さんはいろいろなジャンルで活躍しているようですよ。

 陳博:そのようですね。やはり、お互いに理解を深めていくためには、本を読むだけでは足りないと私は思いますので、実際にその国の人と交流したり、その国に行ってみたりしないと、本当に理解することはできませんよね。そんな中で、「沖縄フェア」のようなイベントを通じて、理解を深める中国人と日本人がたくさんいるのだろうと思います。これからの「中日友好」を実現するためにも、深谷さんがこういった「交流の場」を今後も提供し続けてくださることを心待ちにしています。

 (取材、文:陳博)

 さて、陳博記者とギギさんの対談、如何でしたでしょうか?このシリーズではこれまで、日本の若者にスポットを当ててきましたが、こうして中国側の若者の想いを聞くこともまた、「これからの中日交流を支える」もう一つの力を得るためには不可欠な柱なのではないかと思います。

 協力:

 パシフィック・ホスピタリティー・グループ社(http://www.pacific-spa.com/

 DXカフェ&バー(北京市朝陽区建国門外 建外SOHO1号楼6階 エレベーターを出て右手奥)

 「これからの中日交流を支える若者たち」シリーズ、第三弾で取り上げさせていただいた深谷さんをお招きしたラジオ放送は、2月の第三水曜日の「中日交流カフェ」でオンエアです。

 そして来月2月の第四弾では、日本人留学生の有志によって結成された「北京日本人留学生社団(BJSA)」と、その会長を務める村松文也さんをクローズアップします。ボランティアネットワークとしてその枠を大きく超えた活動を展開するBJSAに、どうぞご注目ください!

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