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冬の寒さも何のその 熱気溢れる日本語コンテスト

2009-12-30 15:37:52     cri    


開会式で挨拶に立つ大会主催者

 「日本語って面白い!」、「立派な翻訳者になりたい」、「日本に留学してもっと勉強したい」――力強い言葉が『魯原杯』大学生日本語コンテストの会場に響きました。これは先日、魯東大学で開かれた第1回『魯原杯』山東省大学生日本語スピーチコンテストの1シーンです。

 この日は雪がちらつき、肌を刺すような寒い天気でしたが、それとは対照的に、会場内には熱気が溢れていました。今回のコンテストには山東省13の大学から、日本語専攻の学生14人が参加し、熱戦を繰り広げました。

 コンテストは、事前に準備したテーマスピーチと、直前になって初めてテーマを知らせられる即興スピーチの2つの部分からなっています。テーマスピーチでは、選手らは「日本語の面白さ」あるいは「私の日本人の友人」について、綺麗な日本語で語りました。張り詰めた雰囲気のなか、丁寧に紡ぎ出される一言一言、そして、それに応じた身振りや手振りからは、これまで時間をかけて必死に準備してきた努力の跡が垣間見えました。

 一段落して、コンテストは即興スピーチに入りました。ステージに上がる3分前、ようやく「私の尊敬する人物」というテーマが発表されます。「皆さんの尊敬する人は誰ですか。私には……」、これまで学んできた語彙や表現をフルに活かして、時には詰まりながらも、自分の思いを一生懸命伝えました。尊敬する人物をめぐるストリーからは、選手たちの将来の姿も見えてきました。初々しく、そして、一生懸命に日本語を話した選手らは、将来は立派な人間になり、そして中日友好の架け橋となってくれることでしょう。


受賞者たち

 2時間の熱戦の末、魯東大学日本語学部の呂娟さんが見事に優勝しました。

 なお、『魯原杯』山東省大学生日本語スピーチコンテストは、中日間の友好を深めることと、大学生の日本語能力を向上させることを目的に、日本群馬県文化財研究会、魯東大学外国語学院などが共同で企画、開催しました。今回の大会は、参加者から大きな反響があり、日本語学習のムードを高めることや相互交流の役に立つため、これからさらに盛り上げてほしいとの声が聞かれました。(取材・文章:李軼豪)

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