午後からは、少し離れた農村・毛庄村に行く。ここでは、村の女性たちが現金収入の道として、手工芸品「針扎」(針さしマスコット)を作っている。これもこの会が教育支援の一環としていることである。これを商品化して日本で売り、売上を教育支援金として現地の人々に渡している。村の入り口では多くの人々が我々の訪問を出迎えてくれる。交流場所の家の庭にはその「針さしマスコット」がずらりと展示され、女性たちが作り方を実演もしてくれた。
村の入り口まで出迎えてくれる子どもたち |
村人や子どもたちとの久しぶりの対面 |
針さしマスコットの制作実演 |
針さしマスコット |
こうした教育支援活動は、ともすればお金だけを渡して後はお任せ、というのが一般的なのだが、この会では、こうして毎年支援する学校や村を訪問し、現地の子供たちや人々との心のつながりを育ててきている。
息の長い交流をめざしての活動が、着実に身を結びつつあることを目の当たりに見て、日中交流の大事な側面を改めて学ぶことができた。(文・写真:吉村澄代)
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