中国最大手のポータルサイト「百度」の検索アクセス数で集計したランキングは、中国芸能界の全体の動きが分かる結果を示しています。
この1週間の中国で注目度の高い日本ドラマ・トップ3は以下のとおり:
3位、日本で初回視聴率11.4%、仲間由紀恵主演ドラマ『サキ』。毎週火曜日放送の関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『サキ』が今月8日にスタートしました。この「サキ」という女性は2011年のドラマ『美しい隣人』で、仲間由紀恵が演じた"沙希"と同一人物で、仲間さんは2年ぶりにこの悪女役に再挑戦することになります。前作では主婦だった主人公が、今回は総合病院小児科の看護師として登場し、複数の男性を翻弄し、破滅させていく姿を描いていきます。仲間由紀恵は、ホラー映画『リング』の貞子役で中国でも知名度が高く、インターネットには「仲間さんにピッタリの役どころ!エレガントで冷たそうな笑みを浮かべる仲間さんの演技、ちょっと不気味に思うときもあるけど、サスペンスだからハラハラ・ドキドキしてストーリーの展開に注目したい」とのコメントも殺到。ちなみに、このドラマの主題歌にはAKB48のリーダー・高橋みなみのソロデビュー曲が起用されているので、中国のAKBファンの間でも話題となっています。
2位、日本で初回視聴率13.5%、瑛太主演ドラマ『最高の離婚』。毎週木曜日放送のフジテレビ系ドラマ『最高の離婚』が今月10日にスタートしました。このドラマは、30代の結婚事情に焦点をあて、東京の中目黒を舞台に30代の2組のカップルが結婚と離婚のはざまで成長していく姿を通して、"夫婦とは何か""家族とは何か"について描いていくラブコメディです。主人公を瑛太が演じているほか、尾野真千子、真木よう子、綾野剛(あやの ごう)など人気の若手が顔をそろえています。中国のインターネットには「瑛太演じる主人公って、そのデリケートな性格からみて、おとめ座の男性だね?!性格がよくにじみでた役作り、本当に素晴らしかった」「瑛太の新作だから必見!待ちに待った」など、中国の瑛太ファンからのコメントがたくさん寄せられています。同じく結婚・離婚の課題を抱える中国社会ですから、このドラマは今後ますます注目が高まることでしょう。
1位、日本で初回平均視聴率が21.4%を記録、綾瀬はるか主演の大河ドラマ『八重の桜』。NHKの大河ドラマは毎年中国でも注目を集めています。今月6日スタートした「八重の桜」は、福島県出身で戊辰(ぼしん)戦争の落日、会津(あいづ)の鶴ケ城に500人の女たちと立てこもり、銃を持って戦ったことから"幕末のジャンヌ・ダルク"と呼ばれ、のちに同志社大学を創設した新島襄(にいじま じょう)の妻となる新島八重の生涯を描いています。大河ドラマ初主演の綾瀬はるかですが、これまでの数々のドラマ出演で中華圏でも高い人気を誇っています。綾瀬さんが本格的にドラマに登場するのは第2話以降ですが、「期待している」「絶対見逃せない」など、楽しみにしている中国の綾瀬ファンも大勢いるようです。(ミン・イヒョウ)
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