【５位】北京で20万人を動員した「ライブの帝王」＝五月天（メイデイ）　台湾出身のロックバンド

　台湾のモンスターロックバンド、五月天（メイデイ）は、2012年4月に念願の北京五輪メインスタジアム「鳥の巣」ライブを実現し、20万人の動員数を記録しました。そして年間40回以上の公演で「ライブの帝王」の座を不動のものにしました。また、新作アルバムは2012年の台湾金曲奨で6部門を制覇し、前人未到の快挙を成し遂げました。

【４位】見事な快進撃を連発するトップアイドル＝羅志祥（ショウ・ルオ）　1979年台湾生まれ

　コンサートやイベント・CM出演、俳優、そして司会者としてマルチに活躍する羅志祥（ショウ・ルオ）、特に2012年は日本進出を果たしてアジアでの精力的な活躍をスタートしました。中国語オリジナルアルバム＆ベストアルバムを発表したほか、昨年2月に、SHOW名義でリリースした1stシングル「DANTE」が、日本のオリコン週間シングル・ランキングで初登場10位を獲得しました。台湾アーティストのオリコンTOP10入りは、1987年2月に『時の流れに身をまかせ』で9位に入ったテレサ・テン以来実に25年ぶりで、男性アーティストとしては初めての快挙となりました。

【３位】奇跡の音楽旋風が中国全土を席巻＝鳳凰伝奇（フェニックス・レジェンド）　大陸出身のボーカルデュオ

　中国大陸出身の男女2人組ユニット・鳳凰伝奇（フェニックス・レジェンド）、2012年は彼らの曲を耳にする機会が多かったでしょう。中国蒙古族の独特な歌唱法と、ヒップホップなど現代音楽の要素をうまく融合させた音楽スタイルは、中国全土で大ブレイクしています。2009年に発表した「最炫民族風」は3年間も音楽ランキングの上位をキープし、ロングヒットとなっているほか、2012年に発表した新曲もオンラインゲームやテレビ番組とタイアップしています。

【２位】ボーイッシュなスーパーアイドル＝李宇春（クリス・リー）1984年四川生まれ

　2005年8月、湖南衛星テレビのオーディション番組でグランプリに輝き、一夜にして中国トップアイドルの座についた李宇春（クリス・リー）。近年は歌手としてはもちろん、女優としても活躍し、2009年の『孫文の義士団（原題：十月囲城）』、2011年の『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝（原題：龍門飛甲）』、2012年年末のお正月映画『血滴子（The Guillotines/ザ・ギロチン)』など話題のアクション映画に出演しています。女性アクションスターとしても大きく期待されています。

【１位】遂に中華圏音楽シーンのトップに君臨＝蔡依林（ジョリン・ツァイ）　1980年台湾生まれ

　2012年は、22本のCMに40本のコンサートやイベントをこなし、中華圏で最も活躍したアーティストとなりました。2012年9月にリリースした通算12枚目のオリジナルアルバムはギリシャ神話で文芸・学術・音楽・舞踏などをつかさどる女神・ミューズをイメージに、アーティスティックな作品に仕上がっています。心地よいビートをきかせたダンスナンバーもあれば、しっとりと歌い上げた感動的なバラードも収録され、ジョリンの表情豊かな歌声も楽しめる一枚で、ロングヒットを記録しました。