40年代中国の村で起きた連続殺人事件を題材にしたサスペンスホラー映画の新作『綉花鞋（Blood Stained Shoes）』がいよいよ3月31日中国全国で公開されます。これは、70年代のホラーの名作『綉花鞋』にインスピレーションを受けて新たに考案したストーリーで構成される作品ですが、「中国風ホラー」を強く印象付けることで、ホラー映画が続出する中国映画界で注目を浴びています。

　主演は、人気ドラマ『還珠姫〜プリンセスのつくりかた〜』の姫役で知られる美人女優の林心如（ルビー・リン）をはじめ、大陸・香港・台湾から人気俳優＆女優が勢ぞろいしました。林心如（ルビー・リン）は台湾出身の36歳、趙薇（ヴィッキー・チャオ）と共演した『還珠姫〜プリンセスのつくりかた〜』のほか、主演ドラマ『地下鉄（メトロ）の恋』もBSで放送されていました。女優を中心に活動してきましたが、歌手、司会なども経験し、2010年には自らのプロダクションを立ち上げ、マルチな才能を見せ付けています。清純派美人女優として数々の役をこなしてきた林心如（ルビー・リン）はこの作品でホラー映画の「悪霊」役に初挑戦し、今までと違う「怖がらせる」演技で「冷や汗をかく」人も多いでしょう。

　この作品はこの8月に東京で開催される中国映画祭への出品も予定されています。スタッフ陣も豪華な顔ぶれとなっています。香港の葉偉民(イップ・ワイマン)監督がメガホンを取っているほか、『ラスト・コーション（原題：色戒）』の美術監督が脇を固め、中国風ホラーの新たな代表作になれるか期待されています。（ミン・イヒョウ）