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草原の子供が見る万博の夢

2010-05-28 10:21:47     cri    

 6月1日の国際児童デーを迎えるに当たって、内蒙古草原の独特な民族の風格を持った児童合唱団が上海万博パークで活躍しています。この「5彩フロンベール」児童合唱団は少数民族の子供からなっています。万博で「ふるさとー5彩伝説の童謡」をテーマに、文芸公演をおこなっています。

 「5彩フロンベール」児童合唱団は2007年に設立され、オロチョン族やオウンク族、ダフール族、蒙古族の42人の子供たちからなる中国初の少数民族児童合唱団です。合唱団のメンバーは5歳から12歳となっています。

 これらの子供は広いフロンベール草原に暮らしており、男の子は馬に乗るのが得意で、草原で馬を走らせながら、歌を歌うのが大好きです。女の子は踊りが好きで、特にお祭りの衣装をまとい、色鮮やかな花が咲き誇る草原で踊るのが好きです。これらの子供はかねてから草原の歌と踊りを上海万博で披露する念願があります。今、この願がかないました。

 合唱団のリナ先生はこれについて、「2009年末から、児童合唱団の子供たちは上海万博へ参加する準備を始めました。ふるさとを懐かしく、賞賛する民謡と舞踊を選んで余暇の時間を利用して繰り返して練習しました。万博で披露する日が近づくにつれて、5月8日から、劇場で試演を行っていきました。

 今回の出演の音楽指導に当たるモンゴルから来た児童音楽教育家のバトボルドさんはこのことについて、「これら子供たちは非常に聡明で、勉強してすぐ歌えるようになりました。予想より素晴らしい。勉強する意欲と好奇心も強く、歌が好きで、私は深く感動した」と語りました。

 また、この児童合唱団の上海万博での公演の責任者である孫さんは「大部分の子供は放牧地区から来ました。観客の皆さまは大自然の中で育まれた子供に大きく感動し、その歌声に、もっとも好ましい感覚を覚えるでしょう」と語りました。

 24日から児童合唱団は万博パークに響き渡っています。草原の息吹を帯びた子供たちの透き通った歌声とリズミカルな踊りはそのふるさとを表現し、人類が草原と調和して生きていることを伝えています。(翻訳:トウエンカ)

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