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 李克強首相、中欧関係の新局面構築を強調

2015-06-30 14:46:40     cri    


 中国国務院の李克強首相は現地時間の29日午後、ブリュッセルで欧州委員会のユンケル委員長とともに中欧工商サミットに出席し、基調演説を行いました。

 李首相は「中欧関係は40年の歴史を経て、成熟し安定している。EU(欧州連合)は最大の先進国の集まりと最大の経済体として、国際政治の舞台において強い影響力を持っている。中国は世界で最大の発展途上国だ。双方の協力はお互いの国民にだけでなく、世界に大きなメリットをもたらす。双方の関係樹立の歴史を振り返れば、伝えていくべき貴重な経験が多く存在する。40年来、双方は相互尊重と平等の原則を堅持し、向き合って歩み、互恵ウィンウィンに尽力してきた。ヨーロッパは中国の現代化建設において多くの先端技術を提供した。双方の経済協力はヨーロッパないし世界経済の成長において重要な要素となっている。双方は尊重ある対話や交流に共に取り組んでいる。中華文明と欧州文明は開放的で包容性のある特徴を持っている。人文交流メカニズムはより整備され、人的往来はより頻繁になる」と話しました。

 李首相はまた「習近平主席は去年ヨーロッパを歴訪した。双方は『平和、成長、改革、文明』のパートナー関係の共同構築に合意した。新しい情勢に直面し、双方の指導者は俯瞰の目で見て、着実に相互信頼の基礎を強固なものにし、お互いが発展のチャンスだと考えている。世界経済の高度な調整と下ぶれ圧力に対応するには、実体経済に重きを置き、国内では構造改革を推し進め、海外に向かって国際生産能力の協力体制を強め、利益の共通点を絶えず拡大し、協力と発展の新たなモデルを作り上げなければならない。中国とヨーロッパは世界で2つの重要な経済体として、手を携え、共に国際生産能力の協力体制を推し進める責任を担っている」と指摘しました。

 李首相はこの協力体制について4つのポイントにまとめました。

 1、中国側はヨーロッパの戦略投資計画と連携し、インフラ施設の共同建設で突破口を作りたい。

 2、中欧双方は設備の製造を重点に、合弁会社など第3者協力の下で突破口を作ることができる。

 3、われわれは産業投資のニーズに応じて、金融協力において突破口を作るべきだ。

 4、貿易投資の自由化レベルを向上させ突破口を作る。

 李首相は最後に「人文交流は中欧協力の重要な柱である。双方はハイレベルな人文交流対話メカニズムが持つ統率の役割を発揮させ、『中欧文化対話年』を催し、双方関係のより美しい未来を切り開いていこう」と呼びかけました。(殷、高橋敬)

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