中国の王毅外相は3日、モスクワでロシアのラブロフ外相と会談しました。双方は両国関係や、上海協力機構サミットの準備、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議の開催などについて意見を交わしました。
王外相は「習近平主席がプーチン大統領と5月に行ったモスクワでの会合は一里塚のような意義を持っている。その会合は両国がそれぞれヨーロッパとアジアの主な戦場として世界の反ファシズム戦争の勝利に与えた歴史的な貢献、両国が世界中の平和を愛する人々とともに第2次世界大戦の成果を守って世界平和を守る決意を表している。首脳会合は双方の全面的な協力の深化に強い動力を注いだ」と話しました。
一方で、ラブロフ外相は「習主席が5月9日、反ファシズム戦争勝利70周年記念式典に出席し、ロシアを訪問した。両首脳は歴史を正視し、第2次世界大戦の結果を歪曲する態度に反対することを改めて強調した。ロシアは9月3日、中国が抗日戦争の勝利を記念する際、再びこういった見方を強調する」と明らかにしました。
王外相はまた「7月にロシアで開催予定のウファ・サミットは今年の上海協力機構の中心的なイベントだ。中国はロシアの議長国としての役割発揮を支持し、ロシアとともにサミットの宣言、上海協力機構の2025年までの発展戦略、世界反ファシズム戦争勝利70周年の声明、実務協力、拡大などを推し進め、サミットの成功を確保していく」としています。(殷、林)
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