20150604news4
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ロシアのプーチン大統領は3日モスクワで、上海協力機構(SCO)外相理事会に出席するためロシアを訪れている中国の王毅外相やその他の加盟国の外相らと会談しました。
プーチン大統領はその際「上海協力機構は順調に発展し、外相理事会の開催は7月に開かれるウファサミットに向け準備を整え、基礎を固めた。当面の国際・地域情勢は複雑である。上海協力機構は引き続き安全保障における協力を強化しながら、様々な挑戦に共同で対応し、特に過激派テロ勢力のこの地域への侵入と脅威に抵抗しなければならない」と述べました。さらに、「このほど、中国とロシアがシルクロード経済帯やユーラシア経済連合の協力について協定を締結したことは、上海協力機構加盟国間の協力拡大に新しい未来を切り開いた」と高く評価しました。
これに対し、王毅外相は、ロシアが上海協力機構輪番議長国として果たした重要な貢献に賞賛の意を表し、「今回の外相理事会で上海協力機構の事業促進に関する14項目の草案が討議され、これから開かれるウファサミットはきっと豊かな成果をあげるだろう」と期待を寄せました。
プーチン大統領はさらに、ウファサミットでの習近平国家主席との再会に期待を寄せ、9月に中国を訪れて中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利70周年の記念式典に出席することを改めて表明しました。
プーチン大統領は、「中国人民は外部からの侵略に抵抗するため、多大な犠牲を払った。これについて、国際社会はさらに理解を深めてほしい。軍国主義が中国ならびにアジアにもたらした苦難を忘れてはならない。同様の悲劇の繰り返しを防ぐことは、平和を愛するすべての国々の共通の責任で、ファシズムと軍国主義を否定し、美化しようとする企てに断固として反対しなければならない」と訴えました。(06/04 Lin, 林)
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