中国外務省の洪磊報道官は13日、北京で行われた定例記者会見で、「中国は国連安保理の改革を支持し、発展途上国の代表性と発言権を増やしていくと主張する」という中国政府の姿勢を表明しました。

　インドのモディ首相はこのほど、パリで、「インドは、国連の平和維持事業に大きく貢献したため、安保理常任理事国になる権利がある。常任理事国の一つである中国はインドの常任理事国入りに支持を表明していないと語りました。

　これについて、洪磊報道官は「中国はインドが発展途上の大国として、国際や地域事務における地位と役割を高く重視し、国連など国際的機関でより大きな役割を果たしたいというその願望に理解を示している」とした上で、「安保理改革は様々な分野に及んでいる。国連の長期的な発展やすべてのメンバーの利益にも関わっている。中国は一貫して広範で民主的な話し合いを通じて各問題に対する意見の一致を達成し、共通認識を求めていくと主張する」と強調しました。（藍、kokusei）