新華社通信によりますと、国務院はこのほど「サービス貿易の成長促進に関する意見書」を発布しました。これは、国務院がサービス貿易の戦略的目標と主要任務を、初めて系統立てて打ち出したものです。

　この「意見書」では、サービス貿易の成長が開放を拡大し、発展余地を拡大させる重要な鍵であり、雇用の安定と増加、経済構造の調整と発展の品質向上、新たな成長産業の誕生などに役立つとしています。

　「意見書」ではサービス貿易を更に促進させるため、公平に競争できる市場の構築に力を入れ、サービス分野の相互投資を促すこと、サービス貿易をバックアップする政策システムを整備し、サービス貿易の自由化と利便化を進め、その構造を改善させること、サービス業の輸出力を高め、「中国式サービス」の国際競争力を育てることが必要だとしています。なお、中国のサービス貿易額は2020年までに1兆ドル（約118兆円）に達し、中国の貿易総額に占める割合および世界のサービス貿易に占める割合は毎年増加すると見込まれています。（Mou、高橋敬）暮らし・経済へ