中国人民外交学会と日本世界平和研究所共催の第7回中日関係シンポジウムが9日東京で開かれました。中国側代表は、両国が手を携えて中日関係ができるだけ早く通常に戻るよう努力することを希望しました。

　中国からは、中国人民外交学会の趙啓正顧問が中国側代表団を率いてシンポジウムに参加し、日本駐在の中国大使館の韓志強臨時代理大使が開幕式に出席し、演説を行いました。

　参加した両国の代表は、「できるだけ早く中国と日本の危機管理メカニズムを構築することは、中日関係回復の重要な一歩で、両国の経済貿易関係をより深め、東アジア地域の経済協力を共に促進することは、互恵共栄を実現する重要な鍵である。また、両国の民間交流を強化することは、国民の相互理解を深め、中日関係の基礎を固めることに繋がる」という点で意見が一致しました。

　中国側代表は「現在の中日関係は改善に向けて重要な一歩を踏み出した。両国の外交部門が合意した4つの原則的共通認識を日本側が確実に順守し、これに従い中国と同じ方向を進み、一日も早く中日関係が通常に戻るよう共に努力すべきだ」と強調しました。（怡康、小山）国際・交流へ