WHO・世界保健機関のマリー・ポール事務局長補は26日、「WHOは関連各方面とともに、エボラ出血熱ワクチンの臨床試験を急いでいる。ワクチンは来年の1月から限定的ではあるが配布、使用できる見込みだ」と明らかにしました。

　マリー・ポール事務局長補は、「エボラウイルスに対して数種類のワクチンが開発されている。そのうち、WHOが注目しているのはGSK（グラクソ・スミスクライン）社が開発している『CｈAd』とアメリカのニューリンク・ジネティックス社の『VSVワクチン』だ。WHOは薬品開発会社、臨床専門家、管理者側とともに、この2つのワクチンの臨床試験を急いでいる」としました。

　血液治療法に関して、マリー・ポール事務局長補は、「WHOは、エボラ出血熱の患者に対する安全輸血治療の方針を示し、回復した人から血漿を取り出し、血清を用意し、疫病に苦しむ国のより多くの患者を救いたい」と述べました。（白昊、keiko）国際・交流へ