範副主席は「ヘーゲル国防長官が最近、東南アジア諸国連合(ASEAN)との国防相会議と日本訪問期間中に行った一部の発言に対して、中国は不満を持っている。アメリカは釣魚島問題について、中国と日本どちらの側にも立たないと何度も表明しているのに、日本の集団的自衛権の解禁を歓迎する姿勢を公式に見せ、日本の後押しをしており理解しかねる。また南海問題に関して、中国の南海の領有権をめぐる主張は一貫したもので、歴史的根拠がある。しかし、アメリカは、中国の南海の一部島嶼を不法に占拠しているフィリピンの肩を持ち、中国を非難している。さらに、台湾海峡両岸の情勢が平和と発展という良い方向に向かっている今、アメリカ下院は7日、台湾に関する法案を可決し、台湾海峡の情勢を混乱させている。これは完全に間違いである」と批判しました。さらに「アメリカが責任ある大国という角度から考え、地域の安定と両国、両軍の友好、発展に役立つことをするよう期待する」と述べました。
これに対して、ヘーゲル国防長官は「私はずっと中国人を尊敬している。アメリカ政府は1979年以降、『一つの中国』という政策を励行しており、台湾と中国大陸の平和統一を支持している。アメリカ議会の一部の委員会の議案は政府を代表できない」としたうえで、「アメリカは主権争いに関する問題では立場を取らず、関係各方面が外交手段で平和的に問題を解決することを期待する。私自身も、日本やフィリピンの肩を持つことはしていない。各方面が協力して、地域の平和と安定を守ることを願っている」と述べました。(鵬、吉野)
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