インドを訪問中の中国の李克強首相は、20日、ニューデリーで、シン首相と会談し、新しい実質的な協力を進展させるため、平和と繁栄に向けた両国の戦略的パートナーシップの強化を強調しました。この目標の実現のため、李首相は次のように提案しました。「まず戦略における意思疎通を強化し、政治的な相互信頼を深める。2番目に、実務協力を促進し、互恵を重視する。3番目に、防衛分野での協力を強化し、安全面において相互信頼を深化させる。4番目に、人的交流を拡大し、相互理解を深める。5番目に、互いに相手国が関心を持つ問題に配慮し、敏感な問題を適切に対応する。両国の境界線問題の交渉を引き続き推進し、境界線付近の平和と安定を共同で維持する。6番目に、国際問題での協力を強化し、共同利益を守る」としています。
一方、李首相は、チベット問題における中国政府の原則的なスタンスとを改めて強調しました。これを受け、シン首相は「チベット自治区は中国領土の一部であり、どんな勢力もインドで中国に反対する活動を行うことを許さない」と述べました。(任春生、山下)
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