四川省政府は21日に、「雅安市蘆山県でマグニチュード7.0の地震が発生し、21日の午後3時の時点で、雅安市、成都市、眉山市など13の市（州）、69の県の150万人あまりが影響を受けた」と述べ、死者は186人に上ったことを明らかにしました。国際社会は四川省の地震に注目し、一部の国の首脳は中国にお見舞いの意を表し、各国のメディアは地震後の状況を即時に報道しています。

　国連のパン・ギムン事務総長は21日に報道官を通して声明を発表しました。パン・ギムン事務総長は声明の中で中国四川省の蘆山県の地震と余震で多くの死傷者と被害が出たことを悲しみ、中国政府と国民にお見舞いの意、そして地震で家族を失った人たちに慰めの意を表しました。また「国連は救助活動ですべての国際支援を提供する準備を整えている」と述べました。

　アメリカのケリー国務長官は現地時間の20日に声明を発表し「すべてのアメリカ国民を代表して四川省の地震で命を失った人に心から哀悼の意を表す。アメリカは国際社会の救援活動をサポートしていく」と述べました。また、アメリカのメディアは地震発生後の中国政府の迅速な対応と中国国民のインターネット上の反応について報道しました。

　ロシアのプーチン大統領は現地時間の20日朝、モスクワで習近平国家主席宛てに電報を送り、中国国民に慰めの意を表したほか、支援提供の準備をしていることを明らかにしました。ロシアのメドベージェフ首相とプチコフ民間防衛問題・非常事態・自然災害復旧相を含む政府高官たちもそれぞれ中国政府に電報を送り、被災地の住民に慰めの意を表しました。

　スペインのカルロス国王は現地時間の20日、習近平主席に電報を送り、四川省の地震での死傷者に慰めの意を表明しました。

　またブラジル外務省は20日に、犠牲者に哀悼の意を示したほか中国国民と死傷者の家族に慰めの意を表しました。（Yin、吉野）