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アジア諸国衛生官僚伝統医学研修班、北京で開催

2013-04-17 15:27:03     cri    

 15日午後、マレーシア、ラオス、カンボジア、サウジアラビアなどアジア14か国からの代表17人が北京に集まり、非感染性慢性疾患の治療における鍼灸、推拿(すいな)、あん摩など薬物を使用しない療法の独特な効果について、中国人講師の講義を受講しました。

 受講者として参加した、マレーシアで百年あまりの歴史がある中医医院の陳碧珠院長は、「マレーシアには中国系住民が数多く住んでおり、中医はマレーシアで悠久な歴史があり、地元住民の人気も高まりつつある」として、次のように紹介してくれました。

 「華人は漢方医を好む。私たちの患者は親の代の紹介でやってきた若者が多く、漢方医は体に良いと思っている。漢方医は西洋医に比べて緩やかにしか効果が出ないものの、病を根源から断ち切ることができることを、中国系住民だけでなく、いまやマレー人、インド人も含め、多くの人が知るようになった」

 中国の伝統医学の独特な基礎理論体系は2000年余り前に形成されました。その後、長い年月にわたる臨床実践で豊富な診療経験を積み重ねて、系統的なサービス管理モデルが確立されました。漢方治療を受けるため、多くの人が海外から中国にやってきています。カンボジアの衛生関係者は、「カンボジアの患者にとって、中国は漢方治療を目的とした渡航先になりつつある」と語り、「ラオスでは漢方医師の承認制度がないため、正規の漢方治療を受けたいラオスの患者を北京の病院に送りたいと考えている」と明らかにしました。

 アジア各国における漢方診療のニーズが拡大しつつある中、漢方の治療法だけでなく、そのサービスと管理方法も学びたいとの要望が高まっています。

 こうしたアジア各国のニーズに対し、中国衛生と計画出産委員会国際協力局の胡美奇局長は、「中国はアジア各国の伝統医学の関連当局との意思疎通や長期的な医学、教育、研究の協力メカニズムの整備に取り組んでいる。各国は政府や民間など多様なルートによる連携を強化すべきだ」と呼びかけています。(Yan、中原)

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