中国外務省の洪磊報道官は3日北京で、「EUがEU-ETS（EU域内排出権取引制度）の海外航空会社への適用を一時凍結したことを、中国は歓迎する。ただし、EUが域内で運航する海外航空会社へのETSの適用を継続させているのは受け入れられない」と述べました。

　洪磊報道官は、「中国は一貫して『国連気候変動枠組み条約』および国際民間航空機関（ICAO）など多国間体制の下で、『条約』の原則と規定に則り、国際協力を通じて気候変動に共同で対応すべきだと主張しており、一方的な処置に反対する」とし、EUが引き続き建設的な態度をとり、関係各方面と共に意見の食い違いを適切に処理するよう期待を示しました。(ZHL、大野) 国際・交流へ