EU(欧州連合)の報道官は25日、キプロス政府とEU(欧州連合)、IMF(国際通貨基金)、ECB(欧州中央銀行)の3者で構成されるトロイカが100億ユーロのキプロス支援策案について合意したと発表しました。支援策案はこの後、ユーロ圏財務相会合に提出されることになります。
キプロスのアナスタシアディス大統領はEU、IMF、ECBの責任者と長時間にわたって協議した結果、この支援策案にこぎつけたということです。この案によりますと、キプロス最大手のバンク・オブ・キプロスは存続するものの、2番目に大きいキプロス・ポピュラー銀行は閉鎖され、「グッドバンク」と「バッドバンク」として二分されます。
キプロス・ポピュラー銀行はこれからの「グッドバンク」創設への準備として10万ユーロ未満の小口預金をバンク・オブ・キプロスに移管する方針です。また、10万ユーロ以上の大口預金は凍結し、債務問題の解決に充てることも決まりました。この報道官は「バンク・オブ・キプロス系列の如何なる預金に対しても課税しない」と話しました。(ミン・イヒョウ)国際・交流へ
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