EU・欧州連合の首脳会議が7日、ブリュッセルで始まりました。

　会議は2014年から2020年までの中期予算案をめぐり、イギリスやフランス、イタリアなど主要な加盟国の対立が目立っています。

　イギリスのキャメロン首相は「予算規模が一段と縮小されなければ、拒否権を発動する」と強硬な姿勢を維持し、チェコのネチャス首相も反対の立場を表明しました。

　一方、フランスとイタリアは「債務危機に陥っている欧州では雇用拡大と経済成長牽引のための予算拡大は必要である」とし、大幅な予算削減に反対しています。

　フランスのオランド大統領は「農業予算の削減と経済成長の抑制は受け入れられない」と強調しました。　（ジョウ、山下）国際・交流へ