戸澤百子の日記①
孔子学院春季キャンプの第一日目の午後は孔子学院の本部を訪問、参観しました。
玄関ホールには孔子学院が展開している世界中の国と地域の国旗がはためき、改めて孔子学院プロジェクトの裾野の広がりとその普及の速度を痛感しました。
会議室で孔子学院本部の説明解説を受けた後、一階の展示室に移動し見学しました。
展示内容は中国の歴史、文化、芸能の紹介はもとより、少数民族の様子までも詳細に解説されています。
私が特に感動したのは中国古代の楽器を復元した展示物です。木製の台に架けられた青銅で鋳造された鐘状の楽器を木槌の様なもので鳴らすとその余韻は中国古代の曲は知る由もありませんが、音がなり、なりやむまでから後をひく余韻は私を遠く古代の鲁の国の都にいざなうのでした。論語にあるところの孔子様が聴いて三日間、肉の味を忘れたという曲はどの様な曲であったのかと思いを馳せ、私は宿舎に向かう帰途のバスに乗り込んだのでした。
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