パレスチナ自治政府のアッバス議長は22日カイロで、パレスチナ中央選挙委員会を設立すると発表しました。

　アッバス議長はこの日カイロで、パレスチナの各党派、政治運動組織、政界の要人と無所属の代表と対話を行いました。対話に出席したこれら代表たちは中央選挙委員会の設立について合意しました。ちなみに、この委員会は次期のパレスチナの選挙活動を管理、監督し、その準備活動に従事し、必要な措置を講じて選挙の公正さと自由性を保障します。

　アッバス議長はその際、パレスチナが圧力と閉鎖に耐え抜き、建国の軌道に乗れるようにするため、アラブ民族が、パレスチナ人民、パレスチナ自治政府とPLO・パレスチナ解放機構に対する約束を履行するよう呼びかけました。

　なお、エジプトの斡旋の下に「パレスチナ民族解放運動」（ファタハ）とイスラム抵抗運動（ハマス）は今年5月、和解協定に調印し、ヨルダン川とガザ地区におけるそれまで4年間の分裂状態を終わらせました。この協定に基づいて、無所属の代表からなる過渡的な連合政府を作り、1年内に自治政府議長の選挙と民族評議会の選挙の準備を行います。（董燕華）

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