パレスチナ解放運動のファタハの高官は15日、イスラム原理主義組織ハマスと調印した和解協定の履行を推進するため、ファタハはファイヤド氏を連立政権の首相に指名することを放棄することを表明しました。

　ハマスはこれに歓迎の意を表し、「これが和解協定の履行を後押しすることとなるだろう」と述べました。

　ファタハとハマスは今年5月、エジプトの斡旋の下で和解協定に調印し、ヨルダン川西岸とガザ地区で4年間にわたって続いた分裂を終結させました。この協定に基づいて、1年以内に行われる予定の自治政府の議長選挙と立法委員会の選挙に備えるため、暫定連立政権を樹立させることにしています。（玉華、中原）

　国際・交流へ