NATO・北大西洋条約機構とロシアが8日にブリュッセルで欧州ミサイル防衛(MD)計画をめぐって交渉を行いました。交渉で具体的な進展は見られませんでしたが、双方は今後も交渉を継続していくことで合意しました。
NATOのラスムセン事務総長は会議後の記者会見で「双方の見解には依然として食い違いが存在しているが、双方は解決案を模索することに尽力する。NATOのミサイル防衛計画はロシアを対象とするものではない。NATOはロシアをパートナーと見なし、敵とは見なしていない」と述べました。
一方、ロシアのラブロフ外相は「交渉においてNATOはロシアの考えを聴取し、口約束のほかに、法的約束力がある約束をすべきである」と述べました。
また、クリントン国務長官は「NATOは欧州ミサイル防衛(MD)計画を続けていく。これに対し、NATOの非加盟国には否決権がない」と強調しました。(hj、吉野)国際・交流へ
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