アフガニスタンに駐在する北大西洋条約機構(NATO)主体の国際部隊のヘリコプターが26日、パキスタン北西部にある軍の検問所を攻撃し、パキスタンの兵士が24人死亡、13人が負傷しました。
この事件を受け、パキスタン政府は26日当日、米国と国際部隊に強く抗議し、アフガニスタンに駐在する国際部隊への物資輸送ルートを閉鎖しました。また、パキスタンの南西部にあるパロチスタン州のシャムシ空軍基地にいる米軍に、15日以内に撤退するよう要求しました。
パキスタン政府の声明によりますと、「パキスタンは米国や国際部隊、国際安全援助部隊との、すべての協力関係及び活動を今後、見直していく。その中には外交、政治、軍事や情報なども含まれる」と発表しました。
これに対し、米国と国際部隊の関係者は、事件について徹底的に調べるとしています。また、米政府は、「国際部隊が事件を調べる点について支持すると同時に、事件で死亡した兵士に哀悼の意を表す」としています。
現在、アフガニスタンに駐在している国際部隊の物質補給の7割は、パキスタンからの陸地輸送によるもので、14万人を超える兵士に供給を提供しているということです。(劉叡、山下)国際・交流へ
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