北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務局長は3日、あらゆる措置を講じて、武器の監督と管理を強化し、その流出を防止するようリビア国民評議会に呼びかけました。
ラスムセン事務局長はこの日、ブリュッセルでの記者会見で、「リビア国民評議会は北アフリカ地区への武器拡散を必ず防止するべきだ。国連安保理が強調しているように、国民評議会は全力を上げて事態の発展をコントロールしていく必要がある。リビアにおけるNATOの全ての軍事行動は10月31日に終結した。しかし、リビアへの武器輸送禁止という安保理の決議は依然として効力がある。これはリビアの隣国が関連決議を遵守することが含まれている」と述べました。
今のリビアでは、武器が氾濫し、その監督と管理がほとんどなされていない状態にありますが、世論は、「リビア国内の武器、特に携帯式の地対空ミサイルが大量に流出すれば、テロリズムを助長する可能性があり、この地域の安全情勢に影響するだろう」とみています。(董燕華)
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