東南アジア諸国連合(ASEAN)のスンドラム事務次長はこのほど、「ASEANと中国双方の経済・貿易関係は急速に発展しており、中国・ASEAN自由貿易圏も良好な進展を遂げている。中国が今後、対ASEAN投資を一段と拡大することを期待する」と述べました。
スンドラム事務次長は、「ここ数年、ASEANと中国の貿易および投資が大幅に増え、双方の協力関係は絶えず強化されてきた。中国・ASEAN自由貿易圏がスタートしたことにより、共栄が実現し、双方の経済・貿易協力が促進され、双方ともに利益を得た。また、サービス貿易の面で言えば、ASEANはより多くの利益を上げている。自由貿易圏の今後の発展に当たって、ASEAN は必ず自らの競争力の強化に努め、より優良な商品を中国に輸出すると同時に、貿易および投資における中国との協力を強化していく方針だ。我々は、中国が対ASEAN投資を拡大し、ASEAN諸国のインフラ整備の支援に取り組み、双方の連携を強化して、共栄と共同発展を目指すことを期待している。」と話した上で、「ASEANは投資環境を改善し、投資の手続きを簡素化することで、中国からより多くの投資を引き付けなければならない。これは協力の重点でもある」と指摘しました。(董燕華、中原) 国際・交流へ