インドネシアのバリ島で開かれているASEAN・東南アジア諸国連合の外相会議が19日共同コミュニケを発表し、「ASEAN諸国は地域的な応変能力を引き続き強化し、チャンスを逃さず、チャレンジに対応していく必要がある」と述べています。

　会議でASEAN 各国は「2015年にASEAN 共同体を構築するため『ASEAN憲章』と『ASEAN共同体2009－2015年ロードマップ』の実施を確保し、ざまざまな問題に対応して、ASEANの一体化および地域的な応変能力を強化し、平和、安全、安定と繁栄を実現させる方法を積極的に探っていくべきだ」と改めて表明しました。

　このコミュニケは、「ASEAN共同体をいち早く構築するため、ASEANはそのパートナーとの協力を続けていく。また、ASEANの指導下にある各シンポジウムにおいては、互恵協力を展開し、東アジア地域で平和な、かつ共に安全で安定し、繁栄していくのにプラスとなる環境をつくっていく。ASEANとそのパートナーは共同の場を設け、地域問題と国際問題を処理するその能力を強化していくべきだ」としています。（翻訳：董燕華）　国際・交流へ