EU委員会のバローゾ（José Manuel Duro Barroso）委員長は26日、「EUは、高水準の核安全基準が全世界で普及することを希望している。この核安全基準には『原子発電所のストレステスト（安全性審査）』と関連評価が含まれている」と述べました。

　バローゾ委員長は、「日本福島源発の核燃料露出事故が発生した後、EUは核安全の基準を高めた。また、EU域内のすべての原子発電所がストレステストを受けるよう提議した」と語りました。

　現在、EUの27のメンバー国は核ストレステストの技術的細目について一致を見ており、6月1日からテストが開始されるそうです。このテストは、自然災害あるいは人為的な破壊に対しての原子力発電所の耐久能力を試します。自然災害には地震、洪水、津波、竜巻などが含まれ、人為的な破壊には飛行機事故による衝撃や原発近くでの爆発が含まれています。テスト後、結果のすべてが公開されるとのことです。（オウギ/小野）

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