中国の危朝安農業次官は10日北京で記者のインタビューに答えた際、「農業省は、遺伝子組換え食糧作物の輸入と国内での商業目的の栽培を批准していない。中国は遺伝子組換え食糧作物を栽培していない」と表明しました。

　危次官は「農業省はこのほど、2種の稲の生産安全証明書を批准した。これは、科学者の遺伝子組換えバイオテクノロジーの研究と関連成果への評価であるが、商業目的の生産を認めたことではない。農業省は、消費者に対する責任感を持ち、法によって監督管理を強化すると共に、科学の普及に力をいれ、遺伝子組換えバイオテクノロジーの研究開発と応用を推進していく」と述べました。

　また、危次官は「中国政府は農業での遺伝子組替え管理を重視している。法に基づき、遺伝子組替え生物の安全を厳しく管理している」と強調しました。（Katsu/畠沢）