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韓朝関係に新たな希望が

2009-08-18 14:57:33     cri    

 韓国ヒュンダイ(現代)グループのヒョン・ジョンウン(玄貞恩)会長が朝鮮アジア太平洋平和委員会の招きに応じて、このほど朝鮮を訪問し、キム・ジョンイル(金成日)総書記と会談しました。訪問期間中、ヒュンダイグループは朝鮮アジア太平洋平和委員会との間でクムガンサン(金剛山)の観光開発など、一連の経済協力プロジェクトに調印しました。朝鮮と韓国の政府間対話が行き詰っている中で、ヒョン・ジョンウン会長の朝鮮訪問は南北関係に新しい希望をもたらしたと見られています。

 韓国ヒュンダイグループのヒョン・ジョンウン会長は10日ピョンヤン入りし、朝鮮に対する訪問を始め、16日にミョヒャンサン(妙香山)でキム・ジョンイル総書記と会談しました。席上、双方はクムガンサンの観光開発など、共に関心を寄せる問題について4時間にわたって話し合いました。翌日、ヒュンダイグループと朝鮮アジア太平洋平和委員会は共同コミュニケを発表し、クムガンサンの観光再開、韓国側関係者の陸路通行と朝鮮滞在に対する制限の解除、ケソン(開城)工業団地の開発、(ペクトゥサン(白頭山)の観光開発などの実施、それに、今年の中秋節にクムガンサンで離散家族の再会活動を行うことを明らかにしました。さらに、訪門期間中に、朝鮮で5ヶ月も拘束されていた韓国企業の職員が駆逐という形で釈放されています。

 朝鮮側はこのヒョン・ジョンウン会長の朝鮮訪問に注目を集めており、朝鮮中央通信の報道によりますと、16日、キム・ジョンイル総書記は穏やかな雰囲気の中で、ヒョン・ジョンウン会長と親しく話し合ったということです。また、ヒョン・ジョンウン会長によりますと、会談の席上、去年クムガンサンで韓国観光客が射殺された事件についてキム・ジョンイル総書記は、類似の事件の再発を必ず防ぐとの考えを示しました。また、ヒュンダイグループと朝鮮アジア太平洋平和委員会の発表した共同コミュニケによりますと、キム・ジョンいる総書記は、特別な措置を講じて観光での利便性と安全性を確保するよう関係者に指示したということです。

 一方、韓国政府もヒョン・ジョンウン会長の朝鮮訪問を高く評価しています。韓国統一省のチョン・ヘソン(千海成)報道官は16日、韓国政府は韓朝双方の政府間対話をいち早い再開に努力することをと明らかにした上で「ヒョン・ジョンウン氏は企業家として朝鮮を訪問したものの、長い間、韓国と朝鮮の経済協力に携わった経験があり、韓国政府のクムガンサンの観光問題などにおける立場を十分理解している」と語りました。

 しかし、関係者は南北双方の民間団体が達成した協定を実施するには、これからの関係各方面の努力が必要だと専門家は見ています(08/18 翻訳者:Lin)

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