一時間目 『ライフマガジン』と『北京暮らし』、年末賞与VS長陽
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毎年、この時期になると、年末賞与(冬のボーナス)が会社員の大きな関心事になりますね。と言うのは、中国では、春節前のこの時期にボーナスを支給する会社が多いですから。年末賞与は企業によって格差も大きく、毎年様々な議論が巻き起こっています。「ライフマガジン」、今日の話題は今年中国の年末ボーナスに迫ります。
そして、二番目の話題はアメリカのニュース専門放送局CNNはこのほど、「中国がその他の国より優れている10の事柄」について総括した特集にスポット!アメリカ人の目から見た中国の長所はいったいどんなところなのでしょうか。一緒に見てみましょう!
★『北京暮らし』のシリーズコラム「北京の町巡り」、第4回 長陽
「長い」に「太陽」の「陽」と書く「長陽」は、北京市の南西部にある房山区と豊台区の境にあり、北京市が住みやすい国際大都市を目指して、2010年から開発が始まった新興の町です。「長陽」の東には、かつて北京一の大河だった「永定河」、西には「小清河」があり、周辺は大寧ダムや稲田ダム、清河ダム、浜河湿地公園に囲まれているため、乾燥している北京には珍しく、蘇州などの江南水郷のような町になっています。
新しく開発された町なので、町づくりの計画や機能などは生活上の需要に十分配慮し、駐車スペースや緑地、生活・レジャー施設など、全ての面で行き届いています。団地の敷地には幼稚園、小学校、中学校、高校が揃っており、高齢者向けの活動センターや介護施設、市民館のような活動センターが整備され、キャッチコピーは何と「一生住める町」ということです。
近くの景勝地と言えば、2013年北京園芸博覧会(パークエキスポ)の会場や、有名な盧溝橋があります。また、開発が始まったばかりの町なので、その周辺には、今でも農家や農地がまだ残っており、ブドウ畑や蓮畑もあり、サクランボ狩り、ぶどう狩りが家のすぐ近くでできます。そして、近くには、北京南西部最大の牧場があり、週末になると、牧場見学に訪れる家族も多いです。
新興の町ですから、インフラ面ではまだまだ建設中の場所も多いのですが、大きなショッピングモールや映画館などが今年中(2015年)にオープンする予定で、また、市内と結ぶ幹線道路も年内に1本増えると発表されています。さらに、毎年夏に「長陽公園」の芝生で開かれる「長陽音楽フェスティバル」はこれまで3回行われ、国内外からの豪華なアーティストが参加しています。今年も楽しみですね。
新興の町「長陽」へ行くなら、地下鉄9号線の延長線である「房山線」の「長陽駅」で降りれば、着きます。地下鉄と言っても地上を走る電車なので、周りの自然風景を存分楽しめます。ちょっとした町外れの列車の旅を現場リポートでお楽しみください。
二時間目 ラジオドラマ『宮廷の諍い女・後宮甄嬛伝』 第4話
侍女・浣碧の裏切りを読んだ甄嬛は、謹慎中の沈眉荘を訪ねると浣碧に言い残して出かけ、そして案の定、華妃が現れました。乗り込んできた華妃は何者かが命令に背き、沈眉荘に会っていると到着した雍正帝に訴えますが、ちょうど甄嬛が現れ、華妃は軽率だったと雍正帝に謝罪し、後宮指南役への復帰も泡になりました。その後、甄嬛は沈眉荘に会い、必ず助けると約束しました。戻ってきた甄嬛は浣碧に対し姉としての思いを伝え、心を動かされた浣碧は二度と裏切らないと誓いました。
西北の乱で勝利した将軍の年羹堯が都に凱旋し、まだ年氏一族の力を必要とする雍正帝は後宮でも華妃の元ばかりを訪れるようになりました。年羹堯がいる限り華妃が冷遇されることはないと、甄嬛は痛感しています。
皇后の宮殿で花見が行われ、妊娠して有頂天になっていた富察貴人に突然皇后の飼い猫が襲いかかり、甄嬛も首に猫のひっかき傷を負いました。富察貴人は流産してしまったが、なんと甄嬛が妊娠していることが判明しました。雍正帝は妊娠した甄嬛へ更に寵愛を注ぎました。
雍正帝と皇后が雨乞いのため10日ほど皇宮を空けることになり、華妃は留守中の後宮を取り仕切るよう命じられました。そして、華妃は、体調がすぐれず遅れて挨拶に来た甄嬛を不遜と見なし、宮殿外で跪くように命じました。気を失った甄嬛は雍正帝より流産したことを知らされました。雍正帝は華貴妃の封号を剥奪して一般の妃に降格しました。雍正帝が華妃を厳罰に処さなかったことで、甄嬛は子を失った悲しみに加え、行き場のない怒りと後悔が交錯し、後宮にこもり続ける日々を送っていました。(つづく)
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