一時間目　北京のバス・地下鉄、本日より料金改定

　本日28日より、 北京市の路線バス・地下鉄の料金（地下鉄空港線は除く）が、距離に応じた料金に改定される。北京はこれにて、「路線バスは一律4角、地下鉄は一律2元」だった時代に別れを告げた。料金改定に伴い、▽キセル行為防止のため、改札に入ってから出るまでの時間は4時間まで▽運賃無料となる子供の身長制限が、120センチから130センチに変更――といった、一連の関連規定も実施される。

　中国経済の5大変化　GDP信仰から「新常態」へ

　2014年は改革の全面的に深化がスタートした年であり、中国経済にはさまざまな重要な変化が訪れた。

　▽変化その1：高度成長に別れを告げ、「新常態」が経済発展の一大論理に

　▽変化その2：全面的は活性化はもう行わず、「ターゲットを絞った調整」がマクロ政策の新たな理念に

　▽変化その3：GDP信仰に急速に別れを告げ、雇用や所得の指標をより重視

　▽変化その4：重点分野で飛躍 経済改革に新たなトップダウンプラン

　▽変化その5：中国経済が10兆ドル突破？ 資本純輸出国に

二時間目　「1ベルト、1ロード」が世界で好評を得た一年

　中国共産党の第18回党大会以来、世界で「中国の風」が吹き始めた。2013年には「中国の夢」が全世界で好評を得た。そして2014年には「1ベルト、1ロード」が全世界で好評を得た。（文：沈丁立・復旦大学国際問題研究院副院長。

　専門家が2015年の中国経済の見所を語る

　12月9日から11日にかけて開催された中央経済政策会議において、新常態（ニューノーマル）を認識し、新常態に適応し、新常態を引率することが、現在および今後の一定期間における中国経済発展の重要な客観的法則（ロジック）であると提起された。会議の閉幕から2日後、習近平主席が江蘇省を視察した際も、再度「経済発展の新常態を能動的に把握し、積極的に適応していかなければならない」と強調している。