日本で有名な桜の専門書『桜大鑑』によりますと、日本の桜は中国のヒマラヤ山脈を越えて伝わっていったものだということです。
桜が最初に伝わったのはヒマラヤ地域に近い中国の雲南省で、滇桜と名づけられました。
その後、この滇桜は中国の長江流域、そして日本、インド北部、及び台湾、韓国などに伝わりました。特に日本では日本ならではの桜の品種が誕生し、発展してきました。
日本の桜は余りにも有名で、さまざまな品種が生まれました。そのため、桜と言えば、ある程度日本の桜のことを指します。伝説によりますと、日本の最初の桜は僧侶が雲南省から持ち帰ったと言い、そのため、一部の日本人は自分の祖先が雲南省に住む少数民族白族の人間だと主張しています。それは真実かどうか分りません。
しかし、桜がヒマラヤ山脈を越えて日本に伝わっていったものだという言い方は割りと信憑性があります。ヒマラヤの桜は日本に伝わった後、丹精をこめ栽培され、その品種もだんだんと増えてきました。桜が日本の国花となった後、ますます人々から愛され、観賞性の高い桜に育てられました。しかし、ヒマラヤ山脈にしかない桜、たとえば喬木桜、緋寒桜などは今にいたっても日本ですくすく育っています。
雲南の桜は騰沖、龍陵あたりにある苦桜桃の変種で、花の色も浅紅色から深紅色になりました。日本の桜の花の色はほとんど薄紅色です。(Yin、kokusei)
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